2018年ロッキーチャレンジ賞 受賞者

玉城絵美 博士
H2L創業者 / 早稲田大学 准教授 / JSTさきがけ研究員

玉城絵美博士
H2l.inc創業者、早稲田大学准教授
JSTさきがけ研究員

北谷町立桑江中学校 卒業
沖縄県立球陽高等学校 理数科 卒業
琉球大学 工学部 情報工学科 卒業

修士課程に該当する学歴(新制大学院修士課程・前期課程):
筑波大学 大学院 システム情報工学研究科 知能機能システム専攻 終了

博士後期課程に該当する学歴(博士課程・後期課程):
東京大学 大学院 学際情報学府 終了

博士学位:
2011年 学際情報学(課程)【東京大学】取得

職歴:
2008年~2009年 未踏IT人材発掘・育成事業2008年上期 本体, 開発者
2009年~2010年 日本学術振興会, 特別研究員(DC2)
2010年~2011年 ディズニー研究所(アメリカ合衆国ピッツバーグ)インターン
2011年~2013年 東京大学大学院 総合文化研究科 村上視覚研究室, 特任研究員
2012年~2013年 H2L株式会社 代表取締役
2013年~2017年 早稲田大学 人間科学学術院 人間情報科学科 助教

現職:
2017年~ 早稲田大学 総合研究機構 メディア研究所, 次席研究員
2015年~
国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)さきがけ, 研究員
経済産業省 産業構造審議会 産業技術環境分科会 研究開発・イノベーション小委員会 委員
内閣府 第5期科学技術基本計画 科学技術イノベーション政策推進専門調査会 委員

玉城絵美博士は沖縄県北谷町出身で、北谷町立桑江中学校、沖縄県立球陽高校、琉球大学工学部情報工学科を卒業し、のちに筑波大学大学院システム情報工学研究科知能機能システム専攻を修了後、東京大学大学院学際情報学府博士課程を修了し博士号を授与されました。東京大学大学院を修了の年に東京大学総長賞を受賞すると同時に東京大学大学院学際情報学府博士課程総代の栄誉も得ております。東京大学大学院在学中、コンピューターでヒトの手を自由に動かす「ポゼストハンド」を開発し、2011年には米タイム誌の「世界の発明50」に選ばれました。現在このコンセプトを実社会に役立つ実用技術に育てるべくベンチャー企業を設立し有名大企業等と共同開発を進めております。研究面では内外で数々の優秀論文を発表し、気鋭の研究者として定評のあるところでありますが、教育者としても早稲田大学准教授として後輩研究者の育成に活躍中です。

「玉城絵美さんは研究成果を社会に還元するために企業を立ち上げる等、起業家としての顔と研究者の頭脳をあわせ持つ、大変注目されている人材です。(本賞を玉城絵美さんに授与できることは)我々としても大変名誉なことだと思っています」(仲村巌チャレンジ基金代表・仲村氏)

仲村巌チャレンジ基金では、玉城絵美博士の卓越した研究実績に加えて、従来の研究者の概念を超えた「志」の高さと「広い視野」ならびに「チャレンジ精神および実行力」をたたえまして、「2018年(第9回)ロッキーチャレンジ賞」を授与することにいたしました。

玉城絵美博士の卓越した「外界志向」と「高い志」および「チャレンジ精神」は、あとに続く沖縄の若者に限りない勇気と希望を与え、若者の目標となるものであり、玉城絵美博士にエールを送ります。

授賞式の場で賞金100万円および受賞記念楯が贈呈されました。
授与式は2018年5月18日(金曜日)の琉球大学21世紀フォーラムの場で行いました。